電子情報通信学会第11回通信ソサイエティ優秀論文賞受賞

当研究室の下記の論文が電子情報通信学会第11回通信ソサイエティ優秀論文賞を受賞しました.

   
タイトル P2Pネットワークにおける経路長あるいは経路表サイズの最大値を柔軟に設定可能な経路表構築方式の提案とその評価
著者 呉承彦,安倍広多,石橋勇人,松浦敏雄 
掲載号 電子情報通信学会論文誌 Vol.J97-B No.10 pp.849-860, Oct. 2014

受賞理由

本論文は,構造化 P2P ネットワークにおける経路表生成において,経路表の特性を決める対数の底 k を動的に変更する方式を提案している.そして理論的な解析及びシミュレーションによる評価から提案方式の有効性を示している.本方式は,運用中に動的に k の値を変更できるという非常にユニークな発想であり,これからのオーバレイネットワークにおける経路表構築として有効に機能すると考えられる.学術的・産業的にも貢献度が大きいと思われること,論文全体を通して丁寧に記述され信頼性も高いことから,学術論文として価値が高いと考えられる.よっ て,受賞にふさわしい論文である.

(「第11回通信ソサイエティ論文賞〜受賞論文と総評〜」(「電子情報通信学会通信ソサイエティマガジン」No. 38 秋号) p.128 より引用)

論文の詳細

授賞式

2016年5月13日(金)に機械振興会館において授賞式が行われました.

授賞式の写真 賞状