大阪市立大学の歴史
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あとがき200 本書『大阪市立大学の歴史』は、上記のように主に学生の皆さんを対象として作成されたものでありますが、同時に本学130年史としての位置付けをも与えられています。このたびその改訂版を作成し、皆さんにお届けすることになりました。今回の改訂にあたっては、先の「あとがき」に記された方々・機関に加え、石井小巻氏(本学国際センター)にもご協力いただきました。記して感謝申し上げます。 この間、2011年の学生サポートセンターの開設、2013年の「新大学構想(府立大学との統合)」の提示など、本学にも様々な変化が生じていますが、今回の改訂にあたってはこれらを文章にはせず、年表などに反映するにとどめています。それは、これらの比較的新しい出来事を「歴史」として語るには、いましばらくの「熟成」が必要と考えたからです。 「はじめに」にも記したように、本学の130余年にわたる歴史はすなわち、創立員たち、歴代校長・学長、教職員、学生、同窓生、歴代市長、市、市民など、大学をとりまくすべての人々の思いや実践・経験・伝統の蓄積に他なりません。本書を手にされた皆さんがその重みを感じると同時に、『大阪市立大学の歴史』の紡ぎ手でもあることを再確認していただけたなら、これにまさる喜びはありません。  2015年2月大阪市立大学大学史資料室長安竹貴彦改訂版あとがき

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