大阪市立大学の歴史
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171 21世紀を迎えて奮闘する大阪市立大学 Ⅶ 第4のボランティア活動については、2010(平成22)年1月開室の市大ボランティア資料室を学生スタッフ、加盟団体サークルの協力のもと、2011年1月に「大阪市立大学ボランティアセンター」へと発展させた。興味があれば友達同士で気楽に立ち寄れる“カフェ”のような、誰もが立ち寄れるボランティアセンター(愛称:“ボラカフェ”)を目指している。これまで大阪市立大学災害支援対策会議と協力しつつ活動してきた。 なお、大阪市立大学のボランティア活動としては以下が挙げられる。東日本大震災の際の被災地でのボランティア活動とそれに出かけた参加者による学内での活動報告会の開催(2011年11月3日)によりその経験が共有された。2016(平成28)年4月14日に発生した熊本地震の際は、創造都市研究科主催・緊急プログラム「『熊本地震』の被災者支援を!NPO/NGOとともに、私たちにできることを考えませんか?」(2016年4月27日)が開催された。平成30年7月豪雨(西日本豪雨)の際は学生ボランティアが参加した(2018年7、8月)。 2017年度に大阪市立大学と大阪市立大学教育後援会が連携して、地域貢献やボランティア活動、本学のスローガン「笑顔あふれる知と健康のグローカル拠点」の精神に基づいた事業など学生の自主的な活動を応援する「エッサヤー活動」(「エッサヤー」とは「try」を意味するフランス語「Essayer」と大阪らしい掛け声を合わせたもの)へと進化している。毎年盛んな活動が支援されており、2019年度には、「2025年大阪・関西万博を盛り上げる活動」「都市学科学生による大阪市立大学の環境報告書作成」「ASK JAPAN!」「LGBT当事者による教員・生徒向け出張授業」「学生広報誌『大阪市立大学新聞 Hijicho』『オープンキャンパス特別号』『新入生特別号』発行」「『ナガヤガヤガヤ』の企画・運営」「生き活き商店街」「バリアフリーマップの製作・改訂」「アルティメットを活用した地域親善大使事業」を支援している。4.大阪市立大学生の現在大阪市立大学生は輝いているか これまでに大阪市立大学関係者からは2人のノーベル賞受賞者を輩出している。2008(平成20)年ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏(大阪市立大

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