健康・環境・福祉をキーコンセプトに、
真に豊かな「暮らし」を追求する。

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人間−環境系のデザインの追求
 生活環境学科では、住空間を中心にインテリアから都市にいたる環境を多面的な視点で総合的に研究し、よりよい生活環境の創造をめざしてモノや空間をデザインできる人材を育てています。
 その中で、わたしたち環境造形研究室では、室内、住宅、建築あるいは環境の安全性、快適性を実現するために、人体動作寸法や知覚・心理、行動、群集流動、プロクセミクスなどの領域における、人間−環境関係の解明を環境行動研究や環境心理研究を通して追求しています。地震時の室内の安全性、都市の街路やオープンスペースの人間行動、子供の空間認知や空間表象の解明、高層化した住環境と子供の遊びや空間の影響など、
具体的な現実の問題にも様々な角度から取り組んでいます。
 例えば、個室が子供をだめにするとか子供部屋は必ず居間を通っていくようにすべきだといった個室を問題視する風潮がマスコミを賑わし、閉じ込もりの対象として個室が攻撃の的にされています。しかし、我々の研究室では、80年代からアメリカやドイツ、ベルギーとの文化比較の共同研究で、日本の中だけでは見えにくい個室という物理的セッティングに組み込まれている文化的、社会的、意味的側面を明らかにし、逆に「勉強部屋」という親の世話型管理下にある日本の子供部屋の問題を提起してきました。
(北浦 かほる 教授)
住吉 ゆう子(大学院後期博士課程 生活環境学専攻)
 生活環境制御学講座では、事故や自然災害による人的被害をどうすれば軽減できるのか、室内の温熱環境をどのように設定すれば快適に過ごせるのか、といった生活環境の安全性・快適性の研究をしています。私は現在、事故では男性、自然災害では女性の死亡率が高いことにはどのような原因があるのか調べています。今後、研究を発展させて人的被害の軽減に役立つような結果が得られればと考えています。

河村 耕平(大学院前期博士課程 生活環境学専攻)
 生活環境造形学研究室では、現代社会の中で、室内環境が、人に与える影響を研究しています。環境といってもその対象は小さなものから、広い空間までさまざまですが、私の研究対象は家具のデザインを人がどのように感じているかというものです。人に安らぎと落ち着きを与えつつ機能も併せ持つ、これからの時代のスタンダードとなりうる家具のデザインとはどのようなものであるのかを研究しています。





 情報化・国際化が進んで物質的には豊かな現代ですが、その一方では食生活、健康、住居、生活環境、近隣社会、公共福祉などに関する新たな歪みや問題が生まれ、切実な様相を呈しています。 そこでこのような現代社会の多様な要請に応えるため、1975年(昭和50)家政学部から、日本で初めて「生活科学部」という名称に改称し、併せて大学院「生活科学研究科」を設置しました。 健康・環境・福祉をキ−コンセプトに、文字どおり「生活」を科学的に思考・研究するとともに、その成果基づいて、各分野で広い視野に立って活躍できる人材を育成しています。

本学部のカリキュラムは3学科7コ−ス。1年次より専門基礎科目が開講され、4年間を通じて総合的に理論と技術を学べるように構成されています。 指導にあたるのは、各分野で活躍中の多彩な教授陣。 授業では人間生活の今日的諸問題に関する研究を、工学・農学・医学・社会科学・教育学などの諸科学を適用して、学際的にすすめます。実験・実習が多いのも特徴で、特に問題の現場を自らの足で調査・研究するフィ−ルド・ワ−クを重視しています。

 「食品学コース・栄養学コース」  健康かつ快適な食生活を目指して、化学・生物学・物理学を基礎とする自然化学的手法にのっとり、電子顕微鏡・質量分析計・核磁気共鳴装置など最先端の機器を用いてバイオサイエンスの研究と教育を行います。
 「生活デザインコ−ス・住居デザインコ−ス」 人間生活に関わるモノと空間に関する多様な問題を、「環境」という視点から包括的かつ体系的に教育・研究します。 人間−生活用具−インテリア−住居−居住地−都市・農村の各段階に対応した、あらゆる分野での快適かつ安全な生活空間の創造を目指しています。
 「発達臨床学コ−ス・生涯教育学コ−ス・福祉学コ−ス」 実践的人間学と社会福祉学とを積極的に融合させ、乳幼児期から中高年期に至るヒュ−マンライフを研究します。 実際の生活現場でのフィ−ルド・ワ−クを重視して、広義における人間福祉について家族という集団単位との関連で学習・研究を行う「児童・家族相談所」を開設しており、卒業生の研修やボランティア活動の受け皿としても活用されています。




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