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宇宙の電磁現象を実験室で追いかける
 私たちの研究室では、宇宙空間のさまざまな電磁現象を、ロケットなどを使って観測しています。そのための観測装置の開発だけではなく、オーロラや彗星など、宇宙での電磁現象を実験室で再現することにも取り組んでいます。上の写真は、極地をとりまくオーロラを、実験室で作ったものです。極地のオーロラは、太陽からやってくるプラズマが、地球の磁石に作用して発生する、1兆キロワットに達する巨大な宇宙の発電機によって点されます。また、オーロラを光らす上空の大気は、太陽の電磁的揺らぎを発光として伝える、テレビのブラウン管に相当します。オーロラは、単にきれいと言うだけではなく、発電やテレビジョンの原理に、実にうまく対応した現象なのです。私たちは、オーロラなど宇宙電磁現象の研究成果を普及することによって、これから工学を目指し、物作りに従事しようとする若人に、自信を与えたいのです。宇宙を実験室で再現する研究には、装置の設計や運用、測定技術の開発等において、工学の知識が必須です。このような装置は世界に2つしか存在しません。最先端の知識を得る研究をしながら、教育的には大電力パルス制御や微少信号の計測など、社会に出てからの基礎となる知識を、壮大な夢とともに与えることが出来る仕事をやっています。 (鈴木 裕 教授・南 繁行 助教授)
  

竹山 吉政(大学院前期博士課程 電気工学専攻)  私は「オーロラや太陽風プラズマの謎を探る」ことを目標に、大電力のプラズマ発生装置をつかって、シミュレーション実験をおこなっています。理論的な研究の多い中で、電気工学の知識を使って実験的に宇宙を再現する研究は、ユニークです。それで、学部4回生の間に3度のテレビ出演をしました。さらに実験室での結果をコンピュータを用いて解析していきます。壮大な宇宙空間の出来事が、実験装置やほんの小さなディスプレイに再現できるという喜びは、研究に携わっているものでしか味わえないものがあります。  電磁流体力学やUNIXなど、いろいろ勉強することも多く、実験も、いつも狙いどうりに進むとは限りません。しかし、ここで学んだ経験は、社会にでてからの人生の中で、大きな糧となっていくはずです。

1908年(明治41)の市立大阪工業学校が本学部の前身であり、以来、科学技術の発展に深く寄与し、 高度な思考力・応用力と個性豊かな創造力を備えた技術者・研究者の育成に努めています。 「工学」とは安全かつ快適な暮らしや人々が有する様々な夢を実現するための、 原理と技術を創造する学問です。 本学部では、多様化・高度化する技術の進展に応えるため、平成2年度には、 情報工学と生物応用化学の2学科を新設し、現在では8学科41講座を擁する全国屈指の大規模な 工学部に成長しました。各種実験設備やコンピュータのような 情報機器が充実した各研究室では、常に活気あふれる研究が行われています。


BR> 本学部は大阪市内の大学の工学部として関西文化経済界のニーズに応えるだけでなく、同時にその技術が、 世界の最先端で通じる高度なものであるよう研究を重ねています。 瀬戸大橋や関西空港の建設プロジェクト、大阪ベイエリア・尼崎地区の再開発計画への参加をはじめ、 21世紀のポートシティ提案、阪神淡路大震災復興への技術支援、各種先端技術開発など、 本学部が技術的・知的貢献を行ってきた事業は少なくありません。 民間からの寄付金による冠講座を開くなど、研究成果の地域社会への還元にも積極的に取り組んでいます。




技術革新が急速に進む現代において、あらゆる 産業の基盤を支える重要な学問です。基礎学力 の充実と応用力、および研究能力の養成を目指 した教育を行います。
電子、光子の性質、働きを利用したマイクロ・ エレクトロニクスから高電圧・エネルギー工学 まで電気、電子工学にかかわる材料、機器、装 置から情報通信、制御、シュミレーション技術 等についての教育研究を通して、電気、電子、 情報工学に精通した技術者の養成をしています。
「自然と調和した豊かな物質創造技術の確立」が 現代の化学のテーマです。基礎学力の養成と独創 的な研究能力の開発を目指した内容あふれるカリ キュラムを用いて、21世紀の科学技術をリード する人材を育成します。
安全で美しく快適で、しかも社会生活や文化にも 貢献できる、総合的な意味での建築を追究します。 数々の古建築や近代建築に恵まれた関西は、その 絶好の勉強の場です。
日本有数の最新研究設備が設置された6研究室で 、快適な住空間・環境づくりを目指します。ハー ド・ソフトの両面から先端的な研究を行い、その 成果は瀬戸大橋や関西空港にも生かされています。
20世紀になってめざましい発展をとげた現代物 理学の工学的適用を研究し、21世紀の技術と物 理学の発展をうながす学問です。未来を拓く光 エレクトロニクス技術や非平衡非線形状態の制 御技術などが重要な研究課題の例です。
計算機工学、通信工学を基盤として情報処理・通 信の基礎から先端技術までを含む幅広いカリキュ ラムに従い、多様なテーマを包括する情報化社会に 柔軟に対応できる適応力と独創性を養成しま す。
生物が持つ多様な生命機能を化学をベースにして 工学に応用し、新しいバイオテクノロジー時代に 対応する研究・教育を行っています。バランスの とれた基礎学力の修得を目指すと同時に、最先端 分野の学習も積極的に取り入れ、創造的な研究能 力を養います。


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