若い可能性を更に伸ばす
トップレベルの研究水準。


学問の最前線で学び、“真理”を探究
女子学生
 本学の大学院は、全国でも早くから後期博士課程を設置し、以来一貫してトップレベルの研究水準を保っています。現在、8学部に対応した8研究科を擁し、これまでに8800名を超える学位取得者があり、社会の第一線で活躍しています。
 大学院博士課程は、2年の前期博士課程(修士課程)と3年の後期博士課程の計5年間の課程で構成されています。ただし、医学研究科は4年間の博士課程です。
 大学院では、学部で修得した基礎的な専門知識をさらに体系的に学ぶとともに、自らの創造性に基づいて未知の分野を開拓し、独自の研究課題を設定し、真理を探求する研究に没頭します。
 学問の最前線で研究活動をする教員から指導を受けて、研究成果を修士論文及び博士論文に集大成することでそれぞれの学位が授与され、博士取得者は研究者として自立します。
男子学生  本学では、ますます高度化・多様化する学問の進展に対応するため、平成9年4月、工学研究科に情報工学専攻(修士課程)及び生物応用化学専攻(後期博士課程)を新設して充実化をはかり、また、理学研究科では平成10年4月に5専攻を3専攻にする再編成計画を申請中です。
 大学院に対する社会の多様な要請に応えて、社会人特別選抜を前期博士課程は経営学・経済学・法学・生活科学研究科、後期博士課程は理学・工学・生活科学研究科で実施しています。
 なお、社会人を対象とする夜間大学院の設置についても、現在、検討をすすめています。
研究科・専攻一覧
経営学研究科
●経営学
●商 学

経済学研究科
●理論経済学・経済史
●経済政策学

法学研究科
●民事法
●公法学

文学研究科
●哲 学
●社会学
●心理学
●教育学
●日本史学
●東洋史学
●地理学
●国文学
●中国語中国文学
   (前期のみ)
●中国文学
   (後期のみ)
●英文学
●独文学
●仏文学
理学研究科
●数 学
●物理学
●化 学
●生物学
●地質学
※平成10年4月に数学専攻と物理学専攻を数物系専攻に、
 化学専攻を物質分子専攻に、生物学専攻と地質学専攻を
 生物地球系専攻に移行する再編計画を申請中です。
工学研究科
●機械工学
●電気工学
●応用化学
●建築学
●土木工学
●応用物理学
●情報工学
  (前期のみ)
●生物応用化学
医学研究科
●生理系
●病理系
●社会医学系
●内科系
●外科系
生活科学研究科
●食品栄養科学
●生活環境学
●人間福祉学
大学院生に対する特別修学援助制度
■大学院学生海外派遣助成事業
 グローバルな視野を持った研究者を育て、国際学術交流への貢献を目的とします。対象は後期博士課程(医学部は博士課程)です。
 平成8年度は9名に助成し、平成9年度は10名で1,939,800円です。
■大学院学生特別経費
 各人の研究の発展を支援し、優秀な研究者の育成を図ります。対象は後期博士課程(医学部は博士課程)です。
 平成8年度は145名に交付し、平成9年度は150名で77,273,000円です。
■ティーチングアシスタント制度
 教員の監督・指導下で主に学部学生の演習・セミナーなどの指導にあたり、指導者としての研修の機会を提供するとともに、大学教育の充実を図ります。対象は後期博士課程(医学部は博士課程)です。
 平成8年度は77名にTAを委嘱し、平成9年度は119名で18,994,500円です。

大学院法学研究科
法学部の本

■政治科学へのチャレンジ■
 政治の研究は、いま新しいフロンティアを次々に開拓し、その構成や内容を一新しつつあります。政治学・行政学・政治史・政治思想などの伝統的な分野に加えて、国際政治・政策科学・比較政治・地域政治・政治文化・都市政治などの分野が、法学部・法学研究科から新しい学部や大学院に研究の拠点を広げながら発展しているのです。グローバル化・情報化・地域化など大きな社会変化の波が打ち寄せている今日、こうした変化を左右し制御する政治のはたらきが、重要な関心事になっていることのあらわれでしょう。
 政治の研究は、研究対象である「政治」が流動性やイデオロギー性をつよく帯びており、法則的知識の積み上げが難しいため、科学(サイエンス)になりにくいといわれてきました。しかし、グローバル化や情報化の進展とともに政治制度やその機能についての共通の比較・分析尺度が形成され、
調査やケース・スタディー・数量解析などのスキルの発達もあって、科学的な研究の範囲が急速に広がっています。研究の範囲・対象が拡大しているだけでなく研究のための新しいリソース(資源)も増えているわけで、自然科学と同じように若い研究者が第一線の研究業績をあげるようになっているのです。
 法学研究科は、平成7年度から新しいカリキュラムや入試方法をとりいれ、国際関係法・政策学という二つの特別コースを新設するとともに、専門実務家をめざす学生や社会人にも開かれた入試制度を実施しています。政治学関係科目でも、多くの新科目が開講され、現役の公務員や地方議員などの社会人・実務家、外国人留学生の入学が増えています。若い多様な院生の政治科学へのチャレンジが、政治研究のすそ野を広げているといってよいでしょう。
(大学院法学研究科 加茂 利男 教授)

法学部教授

大学院理学研究科
■生命と時計ー生物の行き方から学ぶ■
 生物学の最近の進歩は著しく、生命の本質の一端が分子レベルで明らかにされつつあります。しかしまた、生命のもつ不思議な現象も多く見られ、そのひとつに生物の体内にある時計があげられます。短日植物は一日の昼と夜の時間をはかり、夏の暑い盛りとはいえすでに日が短くなりつつあることを知り、秋には実をつけられるように花を咲かせる準備をはじめます。涼しい秋が到来してからそのような準備をしていては種子をつくる前に厳しい冬がやってくることを知っているのです。短日植物のアサガオは、日本の夏の昼の長さでは花をつけながら頂芽の蔓をのばしていきますが、もっと長い昼にしてやるといつまでたっても花が咲きません。しかし発芽して4日目の双葉をひろげたその日に1日だけ長い夜をすごすと、赤ちゃんのようなアサガオは秋の到来を感じて花を咲かせます(上の写真)。アサガオのような一年生の草本では、頂芽が栄養成長から花芽の生殖成長に切り替わることはその個体の死が近いことを意味しています。
たった1度の長い夜を過ごしたアサガオは、その後連続照明下においても花が咲き実をつけ、そして枯れていきます。私たちが今までにもっていた花にたいするイメージは、このような花のもつ使命を知ると変わってきます。
 アサガオと同じヒルガオ科の仲間にサツマイモがあります。日本のサツマイモ畑では花を見ることはできません。しかしアサガオに接ぎ木するとサツマイモに花を咲かせることができます。このようにアサガオにはフロリゲンと呼ばれる花を咲かせるホルモンが多く存在するといわれていますが、このホルモンの実体は生物時計と同様謎につつまれています。しかし最近の報告では、すべての生命に必須とされている有機陽イオン化合物が花芽の形成に関係しているのではないかと考えられています。
(理学研究科生物学専攻
平澤 栄次 教授)

理学部教授

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