全学共通教育
Fundamental Education

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Fundamental Education
Attractive Curriculum

様々な視点を身につけ、
考える力を培う充実した総合教育

■なぜ大学へ

この「大学案内」の中には様々な学部・学年の大阪市立大学の学生が登場しています。一人一人の顔が違うように、彼ら一人一人の考えていることも違うはずです。彼らは大阪市立大学へいったい「何」をするために来ているのでしょう。きっと、何かを「探す」ためですね。

■自分を一人前の人間に育てるために

「何」を探すのでしょう。自己という一人の人間を自分の力で一人前の人間に育ててゆくための方法や知識を探しているのだと思います。ところで、少し冷たく言い切ってしまいますと、大学は一人ひとりの学生がどのような方法や知識を探せばよいのかについて、彼らを導くことはできません。学生は自分で計画を立て、自分で自分を導いてゆき、場合によっては途中で計画を変更しなければならないこともあるのです。

■深く考えよう

一人前になるためには専門の勉強をすることももちろん必要ですし、その前の準備として基礎学力を付けておくことも大事です。ただし、それだけでは高級ロボットのようなものでしょう。人間とは何か、社会とは何か、自然はどのようにして成り立っているのか、などについて深く考えてこそ一人前の人間ではありませんか。学生諸君がそのようなことを考えてゆくための手助けになるよう、大阪市立大学では「全学共通教育」と呼ぶ科目群を設けています。これは実にたくさんの様々な科目から構成されています。これらの中から自分の計画に沿う科目を自分で見つけ出してほしいと願っています。

全学共通科目の内容

1. 総合教育科目

●総合教育科目A

人類の生存や市民生活などに直接かかわる、現代的・実際的な問題を、様々な学問領域から多面的に取り扱う科目です。本学における教育実績と本学教員・大学院生・学生による研究成果の蓄積に基づき、「人間と環境」「都市・大阪」「生命と人間」の三つの主題のもとに提供されています。大阪市立大学のアイデンティティーがよく発揮されている科目群です。

●総合教育科目B

人間にとって基本的であり一般的である様々な問題がどのように取り扱われてきたか、現在の到達点はどのような状況にあるか、などを学ぶための科目です。毎年80近くの科目が開講され、それらは9つの主題「人間と知識・思想」「現代社会と人間」「社会と人権」「歴史」「地域と文化」「文学と芸術」「現代の自然科学」「自然科学と人間」「情報と人間」に分類されて提供されています。

2. 基礎教育科目

数学、物理学、物質科学、化学、生物学、地球学および図形科学のタイトルの下に分類された70以上の講義科目および実験科目からなり、主として理科系の学生に提供されています。これらの科目の中の実験科目は、最先端の設備を備えた基礎教育実験棟において、学生の自主性に重点を置きながら多数のスタッフに支えられて進められています。

3. 外国語科目

「読み、聴き、話し、書く」を基本に総合的な語学教育を行います。提供科目は英語と新修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、朝鮮語)に大別され、外国人教師による授業や視聴覚機器を利用したクラスも多数開かれています。英語では、新入生対象のクラスから会話、作文などに特化した上級クラスまで、各段階に応じた多様な科目が提供されています。新修外国語では新しく学ぶ外国語が実用的に使えるようになることを目指します。

4. 健康スポーツ科学科目

新しい時代に即した健康とスポーツに関する情報ならびに科学的な身体運動の理論と実践法を学び、かつ体験をする科目です。生涯を通して、健康で豊かな生活を送るために欠くことのできない内容を学ぶことができます。

■ 基礎教育実験棟

「百聞は実験に如かず」教科書を読んでもピンと来ない事が、実験すると「なるほど!」と瞬時に分ってしまいます。また、実験は意外な発見をさせてくれます。実験することにより、理科の面白さと、自然の素晴らしさがよく解ります。実験は自然との対話です。この実験棟では、主として理科系基礎教育科目の実験を提供します。熱心な実験棟技術職員と教員とのチームワークで、幅広い実験テーマが企画されています。「これが1・2回生が使える施設?!」と言わせる日本一の建物と実験装置が、あなたを待っています。文科系学生のための実験も開講されていて大好評です。


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